手漉き和紙づくり体験

8月6日(日)晴れ。JR池袋駅に集合し、東武東上線で埼玉県小川町へ。駅からタクシーに乗り、緑豊かな埼玉 県伝統工芸会館に到着。広い敷地内には常設展示室、ギャラリー、物産館などがあり、特別 展や各種実演と体験のスケジュールがいっぱいです。

埼玉県伝統工芸会館

埼玉県伝統工芸会館
「 さいたまクラフトセンター」

流し漉き

一枚紙 流し漉き

原料の繊維と糊を撹拌した液を木枠ですくい、前後に小刻みに動かします。「繊維を水で織っていく気持ちで」ということでした。これを何度か繰り返し、枠からはずして乾燥させます。液はぬ るっとした感触。

葉書

葉書

木枠の中が障子の桟のように、葉書の大きさに仕切られています。こちらの液は、繊維が多くて、ドボドボした感じ。あまり揺すらず、厚めに仕上げます。

花入れ

花入れ

枠からはずした後、好みで草花をアレンジします。この上にもう一枚薄く漉いたものをかぶせ、サンドイッチ状態にしてから圧縮・乾燥させます。

乾燥して出来上がった和紙は、数日後郵送で届きます。

 

特別展「和紙現代美術展と小京都」見学

流泉紙、シルクと楮を組み合わせた作品、伝統的技法を駆使した継ぎ紙、楮を原料とした伝統工芸士の作品等々。中でも和紙のフロアマットとクッションで作った部屋は、「ご自由にお上がりください」になっていて、靴をぬ いで座りホッと一息。独特の手触りと色味で、強度もあり、和紙の可能性を見直した気がします。

 

おまけ

帰りに川越で途中下車し、蔵造りの街並みを散策しました。喫茶店で、特産のサツマイモを原料にした「さつまいもラガー」という地ビールを発見!(季節毎にいろんな種類が楽しめるらしい。)お土産に地ビールセットを買って帰ってきました。

店舗1

蔵造りの店舗

鐘楼

鐘楼「時の鐘」

看板

刃物屋さんの看板、ノコギリ形です

店舗2

蔵造りの店舗